2019年09月02日 公開

身の回りのファストフード店の増加は心筋梗塞リスクを高める

 オーストラリア・University of NewcastleのTarunpreet Saluja氏らは、Cardiac Society of Australia and New Zealandの年次集会で、ファストフード店が身の回りに多いほど、心筋梗塞のリスクが高まるという検討結果を発表した。

年齢や糖尿病などで調整後も心筋梗塞のリスクは高い

 近年、世界的にファストフード店が増加傾向にあり、ファストフードの消費と糖尿病などの代謝性疾患との関連が指摘されている。Saluja氏は今回、ファストフード店の増加と心筋梗塞のリスク上昇との関連を検討した。

 同氏は、オーストラリアのHunter地域内の各エリアにおけるファストフード店の密度を調査し、同地域内の心筋梗塞患者3,070例に当てはめた。その結果、ファストフード店の密度の高さと心筋梗塞の発症率との間には顕著な相関関係が認められ、この傾向は年齢や肥満、高血圧、喫煙、糖尿病、脂質異常などで補正しても変わらず、ファストフード店が1店舗増加するごとに、その増加したエリアにおいて1年間に10万人当たり4件の心筋梗塞発症例が増えることが分かった。

 結果を受け、同氏は「今回の結果は、都会と郊外にかかわらず当てはまった。健康を維持する上で、食事環境の重要性が示された」と指摘した。

(あなたの健康百科編集部)