2019年12月04日 公開

運動する子供の熱中症を監視するシステムを開発

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 野球アカデミーのオンデック長崎と長崎大学大学院工学研究科などのプロジェクトチームは、部活や少年野球チームなどで運動をする子供のための熱中症監視システムを開発した。人工知能(AI)を活用し、子供ごとに熱中症危険度を表示でき、危険なときはアラームで知らせてくれる機能を持たせた。

一定レベルになると警告もしてくれる 

 野外作業者などが使用する熱中症を監視するシステムはこれまでも実用化されているが、高額な機器であり、運動をする子供に使用するのは難しい。今回プロジェクトチームが開発したシステムは、高額な測定器を使わずに運動場所の暑さ指数を推定する方法を使った。環境省が公表している暑さ指数を基にAIで推定。子供が水分補給するペットボトルの飲水量を計測し、あらかじめ登録した運動メニューの強度なども考慮して子供ごとに熱中症の危険度が表示できる。

 熱中症の危険度を指導者や子供が知ることで、適切な休憩や水分補給を自主的に行ったり、指示したりできるようになる。また、このシステムでは、一定レベルを超えるとアラームで子供に知らせたりLINEで指導者に通知したりできる。そのため、熱中症の発症を見逃しても早急に対応が可能になるという。

(あなたの健康百科編集部)