2020年03月09日 公開

加熱式たばこ、若年者で増加

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 最新(2018年)の厚生労働省「国民健康・栄養調査」の結果によると、現在、習慣的に喫煙している人の割合は17.8%で、男女別に見ると男性29.0%、女性8.1%であった。この10年間でいずれも顕著に減少している(2008年はそれぞれ36.8%、9.1%)。年齢別では、30~60歳代の男性で割合が高く、3割を超えている。また、喫煙している人のうち、加熱式たばこ(いわゆる電子たばこ)を使用している人の割合は2〜3割に上ることが分かった。

加熱式たばこの喫煙状況を初めて把握

 習慣的に喫煙している人が使用しているたばこ製品の内訳は、「紙巻きたばこのみ」が男性68.1%、女性76.1%、「加熱式たばこのみ」がそれぞれ22.1%、14.8%、「紙巻きたばこ及び加熱式たばこ」が8.5%、8.8%であった。

 今回の調査では、2015年ごろから日本でも使用が一般化した加熱式たばこについての設問が初めて加えられ、男女別や年齢別の使用者の実態を調べた。

 喫煙者全体を見た場合、従来の「紙巻きたばこ」の使用率は依然として高く、男性の77.0%、女性の84.9%を占め、加熱式たばこは2〜3割にとどまった。

 しかし年代別の統計を見ると、若者ほど「紙巻きたばこ」との差が縮まり、20歳代では加熱式たばこの利用率は42.65%に上っていた。さらに、20歳代と30歳代の男性では5割を超えていた。

受動喫煙は減少

 同調査では、自分以外の人が吸っているたばこの煙を吸う受動喫煙(現在喫煙者を除く)の機会の割合についても場所別に尋ねた。すると、「飲食店」が36.9%と最も高く、次いで「路上」が30.9%、「遊技場」が30.3%でいずれも3割を超えていた。

 また推移を見ると、家庭、職場、学校、飲食店、遊技場、行政機関、医療機関での受動喫煙の機会がある人の割合は著明に減少していた。受動喫煙の状況については改善傾向にあるといえるだろう。

「現在習慣的に喫煙している者」とは、たばこを「毎日吸っている」または「時々吸う日がある」と回答した者。なお、2011、12年は、これまでたばこを習慣的に吸っていたことがある者のうち、「この1カ月間に毎日または時々たばこを吸っている」と回答した者であり、2008~10年は、合計100本以上または6カ月以上たばこを吸っている(吸っていた)者

(あなたの健康百科編集部)